健康の維持こんにちは保健師です!
こころの健康をキープするために(2020年5月)
春は環境の変化や寒暖差による気温や気圧の変化が激しく、なんとなく気がのらない、だるさがとれない、元気が出ない等を感じることがあります。心と身体は密接に関係し、気持ちの切り替えやメンタルを強くするためには、身体の健康を保つことが大切です。
脳のメカニズムの一つである体内時計は、一日の活動に合わせて体温や血圧、ホルモン分泌などのリズムをつくっているため、体内時計がスムーズに働くと心地よさを感じられるように出来ています。体内時計を狂わせないためには、質の良い睡眠の確保とバランスの良い三度の食事が基本です。また、ストレッチやウォーキングなどの適度な運動をとりいれることは、血液の循環を良くするだけでなく、気持ちを晴れやかにする効果もあります。入浴はシャワーだけでなく湯船につかることもお勧めです。
読書や音楽鑑賞などの一人でも楽しめる趣味を持つことと、普段から人と接する、会話することで心の支えになります。直接会う機会がもてなくても、メールや電話でのやり取りをするだけで、気持ちが上向きになったり自分の考えがまとまったりして、心のモヤモヤがとれ、やる気が出たりしてきます。アロマなどの香り、波の音や小鳥のさえずりなどのヒーリング、植物や動物を育てる等で、おだやかな気持ちになれる方も多く、ご自身にあったリラックス法を知っておきましょう。
眠れない、食欲がないといった具体的な症状が続く場合は、かかりつけ医や心療内科を受診し、専門家に話す・内服するなど早めに手当てをすることも大切です。