健康の維持こんにちは保健師です!
風邪予防(2020年12月)
コロナ禍が続く中、これからの季節は風邪やインフルエンザの流行が本格化し、例年以上にウイルス対策の徹底が求められています。手洗い・うがい・マスクの着用は基本ですが、風邪などを引き起こすウイルスは、低温で乾燥した場所を好むため、室温を20度前後、湿度は70%前後に保ち、加湿器をつかったり、濡らした衣服を干したりするなどの工夫も大切です。外出時は、マフラーや手袋などを上手に活用し、首や袖、足元など衣服の開口部をしっかりふさぐと身体の熱が逃げにくくなり、保湿効果が高まります。 日頃から免疫力があがる食材を摂るよう意識しましょう。柑橘類や野菜に多く含まれているビタミンCは免疫力を保つ働きがあります。レバーやにんじんなどに多く含まれているビタミンAは、ウイルスなどの侵入口である粘膜の健康を保ちます。ホウレンソウなどの青菜類やブロッコリーやかぼちゃなどはビタミンA・Cともに多く含みます。免疫細胞の約70%が存在する腸の環境を整えるために納豆などの発酵食品もお勧めです。 寒暖差があると交感神経が刺激され寝つきが悪くなるため、質の良い睡眠のためには、寝る1時間前には暖房を入れたりして寝室を温めておきましょう。38~40度のぬるめのお湯で15~20分の半身浴(お湯は胸の下くらいまで)も身体が温まり、寝つきが良くなります。身体を動かすことは大切ですが、急激な温度変化は脳や心臓に負担がかかるため、早朝や起床直後の運動は避けましょう。激しい運動は免疫細胞を減少させることがあるため、ウォーキングなどの有酸素運動やストレッチやスクワットなどの筋トレをほどほどに毎日続けることがポイントです。