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10月10日は目の愛護デー(2024年9月)

  目の愛護デーは、目の健康や大切さに関する活動や報告が行われる日です。人は外界からの情報の80%以上を目から取り入れています。40歳を過ぎると体力が衰えるのと同じように目も衰えてきます。加齢による視機能の低下をアイフレイルといいます。最初はたまに見えにくさを自覚する程度で、進行すると、目が疲れやすい・まぶしく感じる・まっすぐの線が波打って見える・信号や道路標識を見落としそうになった等、日常生活に不安を感じるようになります。

 早めに適切な治療や対処をおこなうことで進行を抑えることができます。放置して重度の視機能障害に至ると回復は難しく、視機能障害を持つ人の割合は年齢とともに増加し、2030年には200万人に達すると推計されています。

 栄養や睡眠をしっかり摂ることが基本です。適度な運動で血流を良くすること、直射日光を浴びすぎないよう気を付けることも大切です。喫煙は、健康な細胞を壊す活性酸素を過剰に作り出し、加齢性の目の疾患を増悪させるため、禁煙は必須です。パソコン作業や車の運転などでは、1時間に1回、10分程度は目を休ませるようにしましょう。テレビなどのモニター画面は、見上げるよりも少し下に設定すると目が疲れにくくなります。

目の疲れが解消せず、目や身体に症状がでてくるような場合を眼精疲労といいますが、それは緑内障や白内障などの目の病気や、糖尿病や高血圧、虫歯、耳や鼻の病気など、全身の病気が影響していることもあります。加齢のせいだと判断せず、症状がある場合は早期に受診し、原因を早めに知るようにしてください。

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